PCを用いた音響測定(準備)

 前回、パソコンを用いた音響測定を行うと書きました。それにはオーディオ・インターフェースが必要です。価格の安いものを探して、結局 Steinberg の UR12 の中古品を入手しました。とても小さいです。これで 24-bit/192 kHz に対応しているのです。

UR12 - スタートにぴったりな I/O
コンパクトなボディに、D-PRE マイクプリアンプ、192kHz 対応、iOS デバイス対応のスペック。ホームスタジオの最初の一台にも、プロのモバイル用デバイスとしても最適な USB 2.0 オーディオインターフェース。

 中古品なので説明書もついていません。そこで、Steinberg のホームページからダウンロードします。セットアップガイドとオペレーションマニュアルが用意されています。セットアップガイドにはドライバーのインストール方法が書かれています。先ほどのダウンロードページからドライバーの ZIP ファイルをダウンロードします。ファームウェアアップデートの ZIP ファイルもダウンロードしておきます。ドライバとファームウェアのインストールの手順は それぞれのZIP ファイルの中の手順書に書かれています。インストールはとても簡単に終わりました。

 さて、つぎは音響測定用のソフトウェアです。いろいろ迷ったあげく、efu さん開発のフリーウェア「Wavespectra」を使う事にしました。前にも書いたとおり、この手のプログラムとしては、REW や ARTA が有名ですが、設定がややこしそうなので、初心者の私としては簡単に使える「Wavespectra」が最善だと思いました。

https://efu.jp.net/soft/ws/ws.html

そもそも私の音響測定の目的は次の 3 点です。

  1. 現在のオーディオ・システムのリスニング・ポジションでの周波数特性を把握する
  2. 周波数特性に基づいて、DEQ2496 などのイコライザーを用いて補正する
  3. 所有のスピーカー、アンプ等のオーディオ・システムのリスニング・ポジションの周波数特性を比較してみる

 この様な目的に合うように、オーディオ・システムにマイク(Behringer ECM8000)とマイクとパソコンをつなぐオーティオ・インターフェース(Steinberg UR12)を組み込みました(下図)。通常、音声信号は PD301 から DEQ2496、DAC、パワーアンプを経由して、スピーカーを動かします。また、もう一つ、PC から USB 経由で DAC へ入り、あとは同じ流れでスピーカーを鳴らすという経路があります。この両方をチェックしたいです。そこで、PD301 とパソコンに同じスィープ音源ファイルを置けば、いつものリスニング環境での音響測定ができるはずです。このような音響測定を「Wavespectra」で行います。

音響測定のシステム

「Wavespectra」の導入・使い方・設定については、kazutomo さんの下記の記事を参考にさせていただきました。

スピーカーの周波数特性を測ってみよう ~準備編~
様々なサイトや雑誌でオーディオ関係の記事を目にする。価格.comなどでもレビューを見たりするが、オーディオ関係のものはどうしても、聴き手の感覚になってしまう。そのため、比較も難しいし、文字を読んでいても客観的に判断できない。メーカーのカタロ...
スピーカーの周波数特性を測ってみよう ~測定編~
前回のスピーカーの周波数特性を測ってみよう ~準備編~でスピーカーの周波数特性を測定する環境は整ったはずだ。ここでは前回用意したWaveGene作成のスイープ音源WAVEとWaveSpectraを使用して測定していく。なお、あくまでも私の環...

 録音設定のところは、ドライバーを ASIO にし、外部入力デバイスを Yamaha-Steiberg ASIO driver にして、使用可能フォーマットのボタンを押すと、使えるフォーマットが出るので、24bit – 192kHz に設定しておきました。

 スィープ音源ファイルは前に CD を購入したもので、正弦波 20 ~ 20000 Hz を 2 分 30 秒でスィープするものです。これを PD301 にかけるのと、DSD に変換したファイルを PC で再生させます。ソフトは TEAC の TEAC HR Audio Player JRIVER Media Center 25です。さて、これで準備完了。いよいよ測定を開始します。

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