小樽第二日

 小樽の 2 日目の朝はいい天気だった。予報では次第に曇りになるとの事。では今のうちに海を見に行こうと、おたる水族館行きのバスに乗った。目的は水族館そばの展望台、ニシン御殿、それから日和山灯台である。だが、着く頃には曇りになってしまった。海の青さが出ていない。写真の左側が灯台、右がニシン御殿だ。

 小樽はまずニシンで栄えた。そして海運の中心地となり、商業が栄える。その小樽の興隆の原点の象徴がニシン御殿なのだが、実はこの建物もとは積丹半島の向こう側の泊にあったものを移転したのだそうだ。すごいのは、少し離れたところにある貴賓館のほうだ。こちらは祝津の網元の青山家の別荘。

にしん御殿とは | 小樽貴賓館|北海道小樽市の観光名所
北海道小樽市の観光名所、小樽貴賓館です。国の登録有形文化財である旧青山別邸や庭園を見ながらのレストランがあります。小樽の観光にお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

 大正 6 年から 6 年半かけて、総工事費が現在価格で 30 億円といわれる贅を尽くした建物だ。当時の網元の財力が伺いしれる。

 それにしても小樽は歴史的建造物で溢れている。倉庫は勿論、日銀まであり、北のウォールストリートと呼ばれていたそうだ。いまは当時の建物のみが残る。当時の隆盛が消え去ったいきさつに興味を覚える。だが、今は小樽ワインで酔っているため、それはまた今度にしよう。明日は余市だ。

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