DEQ2496の導入(4)自動補正機能を使ってみる

 今回はいよいよDEQ2496の自動補正機能を使ってみます。基本的な流れは、スピーカーからピンクノイズを発生させ、リスニングポジションに置いたマイクで測定し、目標とする周波数特性に合うようにグラッフィクイコライザーで補正する。この補正操作をDEQ2496は自動で行ってくれるのです。手順を下記に記しました。やり方は「PC オーディオ実験室 気楽に遊んでみよう (4) ~ AUTO EQ(自動補正)を使ってみる」に詳しく書かれています。基本はこの記事ですが、実際にやってみて気づいたことをもう少し追加しておきます。

  1. 「UTILITY」の1ページ目で「CHANNEL MODE」をDUAL MONOにする。
  2. 「I/O」画面の3ページ目で「RTA/MIC」を選択する。
  3. 「RTA」画面の1ページ目で「AUTO EQ」を選択する。
  4. 「AEQ」画面の1ページ目で目標とする周波数特性を設定する。
  5. 「AEQ」画面の2ページ目に移る。ピンクノイズが発生。大きなホイールを動かして「NOISE-GAIN」を上げる。さらにアンプで信号が全幅の 7 割程度に来るようにボリュームを上げる。
  6. 部屋の暗騒音を測定する B ボタンを押す。
  7. 続いて、A ボタンを押して「AUTO EQ」をスタートさせる。
  8. ピンクノイズが消え、雑音の測定に入る。その後、再びピンクノイズが発生し、自動補正が開始される。
  9. 周波数の特性がフラットに近づくと「ゴーッ!」と言うノイズが次第に「サーッ!」と言う感じに変わってくる。
  10. 「page」ボタンを押して3ページ目に移動し、B ボタンを押してDONEを選択する。
  11. 左が終わって、次に右側の補正に移る。

 順に説明していきましょう。まず、1 ですが、自動補正は左右別々に測定・補正を行う DUAL MONO と左右一緒に測定・補正を行う STEREO LINK の 2 つのモードがあります。これを「UTILITY」画面で選択できるようになっています。 STEREO LINK で左右一緒に行うべきとの記事もありますが、左右のスピーカーの設置環境が違う(我が家の場合はリビングルームの端に設置しているので、右側は硝子戸、左側は開放形)ため、左右別々に補正を行いました。実は STEREO LINK も試してみたのですが、うまく補正できませんでした。

 つぎの 2 で入力をマイクにします。これで「RTA」ボタンを押すと、マイクが拾った音が周波数ごとに棒グラフで表示されます。RTA は Real Time Analyzer の略です。画面の左下に「AUTO EQ」と表示されています。B ボタンを押してこれを選択します。すると「AEQ」の1ページ目の周波数目標の設定画面に変わります。先の記事では「初期設定では 100 Hz 以下は空白です。また、高域はだら下がりの状態になっていると思います。」と書かれているのですが、「だら下がり」ではなく上から下まで「フラット」になっていましたのでこのまま行きます。100 Hz 以下は空白のままにしました。つまり 100 Hz 以下は補正しないわけです。

 いよいよ自動補正を動かします。「PAGE」ボタンを押して、「AEQ」の 2 ページ目に移ります。するとピンクノイズが発生されます。画面の右側の真ん中に「NOISE-GAIN」の表示があります。初期値は -60 になっていますから、これを大きなホイールを動かして上げていきます。私は -10 に設定しました。さらにアンプでボリュームを上げていきます。表示される信号が大きくなるので、全幅の7割程度に設定します。ここで部屋の暗騒音を測定する B ボタンを押し、続いて A ボタンを押して「AUTO EQ」をスタートさせます。すると、ピンクノイズが消え、環境騒音の測定を始め、それが終わると再びピンクノイズが発生して自動補正プロセスが開始されます。次第に波形がフラットになっていき、同時にノイズ音の感じが変化していきます。変化が感じられなくなったら、3 ページ目に移り、「DONE」を押して左側の自動補正を終了させ、つぎに右側の測定・補正に移ります。

 この手順で得られた補正結果です。ところどころ飛んだ値が見受けられます。これを「FLAT」という名前でメモリーしておきました。

自動補正の結果

 補正前と補正後のピンクノイズの測定結果です。もともとフラットなのでそんなに変化していない様に見えます。目標特性を完全フラットにしたので 10000 以上で、だら下がりだったのがフラットになっています。

補正前
補正後
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