竹岡~上総湊ウォーキング

 昨日、友人三人と千葉県富津市竹岡駅から上総湊駅までウォーキングしました。コースは富津市のホームページにある「駅からハイキング」の約 9 km のコースです。

 ほんとうに久しぶりに電車に乗りました。コロナのせいで、これまでの移動は車ばかりでしたから。竹岡駅で降りて東京湾沿いに千葉方面に向かって歩きます。最初のポイントは「黄金井戸」です。

黄金井戸

 鳥居の後ろに洞窟があります。この中に黄金の井戸があります。なぜ黄金の井戸なのかというと、黄金色に光り輝くからです。下の富津市ホームページの説明にあるように、ここは「ヒカリモ」の発生地なのです。「ヒカリモは洞穴やトンネルなどの水溜りに群生し、菜の花の咲く頃(3 月 ~ 5 月)になると、外からの光線を反射して黄金色に輝きます」。昨日は光ってはいましたがまだ弱い光、もう少し日が経つときっと強くなるのでしょう。

竹岡のヒカリモ発生地 | 富津市

 この井戸の横に「皇神社」に登る階段が続いています。神社からの東京湾の眺望がなかなかいいです。昨日は良い天気だったので富士山が見えました。

皇神社から東京湾を眺める 中央にうっすら富士山が見える

 続いて向かったところは「三柱神社」。「三柱」とは
   安房大神(天太玉命 あめのふとだまのみこと)
   天比理刀咩命(あめのひりとめのみこと)
   下立松原神(天日鷲命 あめのひわしのみこと)
の三社を祀っていることがつけられた名前です。ここの社殿の向拝には初代「波の伊八」の彫刻があります。「向拝」とは広辞苑(第七版)によれば「社殿や仏堂の正面階段の上に張り出した庇 (ひさし) の部分。階段の雨よけで、参詣者の礼拝する所ともなる」ところ。波の伊八は波を得意とした彫刻師で南関東にたくさん作品を残しています。ここもそのひとつなのです。

初代「波の伊八」こと、武志伊八郎信由(たけしいはちろうのぶよし)は 1752 年(宝暦 2 年)に、現在の鴨川市打墨で生まれました。 子どもの頃から手先が器用であったようで、彫刻師である嶋村貞亮に弟子入りをし、腕を磨き、安房・上総をはじめ、江戸や相模など、南関東を中心に50 点余りの彫刻を残しています。 伊八は若いころから才能を発揮し、次第にその腕を買われ、数多くの仕事をこなしていきますが、別名「波の伊八」と呼ばれるように、大小に関わらず多くの波を彫っています。 彼の彫る彫刻は、立体感や奥行きがあり非常に優れていますが、特に波は躍動感に満ちています。

いすみし観光ポータルサイトhttp://www.isumi-kankou.com/isumi-kanko-tousyu/gyouganji.html
三柱神社の向拝 初代波の伊八作の龍

 さて、このハイキングコースの一番の見所は上のマップのタイトルにあるように「灯籠坂大師の切り通しトンネル」です。国道 127 号沿いにあります。この道路は何度も通った事がありますが、このような処があるとは、今迄まったく知りませんでした。

灯籠坂大師の切り通し

 ここには燈籠坂大師は竹岡にある東善寺の飛地境内である燈籠坂大師堂へと続く参道です。上の写真の様にバッサリと切り取られています。感じが鋸山の岩肌に似ていると思ったら、昭和初期に鋸山の石切の技法を用いて現在の姿になったとのことです。バイクの若者達がトンネルの前に愛車を置いて写真を撮っていました。

 コースの中間点は甘羽マリーンヒルです。ここは別荘街ですね。坂をどんどん登っていくと見晴らしのいい地区に出ます。いかにも高そうな豪邸が東京湾に向かって立ち並んでいます。坂の上から眺めると青く澄み切った空の下にターコイズブルーの海が見えました。右の方に東京湾観音が小さく見えています。こんなところでお酒でも飲めば最高だと思いながら、坂を降りていきます。湊川が見えます。その向こうが上総湊の町です。

東京湾の眺望 右側に東京湾観音が見える

 湊川に出る手前の「和蔵酒造」でお酒を試飲させていただきました。どれも美味しいお酒でしたが、私は「竹岡特別純米酒」を買いました。

和蔵酒造 竹岡特別純米酒
和蔵酒造株式会社
千葉房総にある酒蔵 ~ 手造りの旨さを今に伝える ~ 和蔵酒造株式会社

 湊川を上っていくと岩谷観音堂に出ます。崖にある14 の洞窟に仏像が彫られています。有名なのは第二窟で、弥勒菩薩、千手観音、馬頭観音などが彫られています。

岩谷観音堂 写真左が第2窟
岩谷観音像第二窟 洞窟に彫られた観音像

 さらに歩いてゴールの上総湊駅に着きました。竹岡の駅を出てからおよそ2万歩です。花粉が多い日でしたが、いい天気でハイキング日和でした。

タイトルとURLをコピーしました