千葉県ぐるっとウォーキング 第9回 安房白浜バスターミナル~和田浦駅

 2023 年 2 月 9 日、前回ゴールした「安房白浜バスターミナル」に向かった。朝 6 時 22 分に姉ヶ崎駅を出発する内房線快速に乗り、木更津駅で安房鴨川行きの普通電車に乗り換える。この電車が 8 時ちょうどに館山駅につき、今度は 8 時 10 分発の安房白浜行きの JR バスに乗って、8:50 に白浜駅に到着する。2 時間半かかる。

 前回は足を捻ったので、途中でウォーキングを止めて帰宅した。今回はなんとしても 20 km 以上は歩きたい。安房白浜まで結構時間がかかるので、十分に時間を取るために早い電車にしたのだ。足は大丈夫か? ここ 2 日というもの歩く距離を少しずつ伸ばして調子をみた。少し痛みは残っているがこれならいけるだろうと、今日のウォーキングを決めたのだ。千倉を越えれば、海岸線を JR が走っている。できれば和田浦駅まで行きたいが、足の調子次第で途中の千歳、南三原で止めることもできる。問題は風だった。この日は天気だったが、北風がとても強い。大房岬の時、強い南風に悩まされた。今度は北風である。館山駅で冷たい北風に震えた。耳が痛い。毛糸の帽子にすればよかったと後悔した。

 安房白浜バスターミナルを出発し、海岸に向かって歩く。海岸に出たところで前回歩いてきた方向を振り返る。野島崎灯台が見えている。風が冷たい。さすがに寒いのでフードをかぶる。

写真1 安房白浜バスターミナルを出発
写真2 海岸から野島崎灯台を振り返る

 少し進むと、「若い海女の像」があった。自転車道の入り口、野島崎灯台でも見たので、これで 3 つ目である。どれも同じような恰好、ポーズだ。

写真3 若い海女の像

 小戸児童遊園を過ぎると、扁平な岩が連なる海岸に出た。ここの景色は南紀白浜と通じるものがある。和歌山の「千畳敷」「三段壁」など岩石がおりなす景観美。こちらはスケールは小さいが、似た風景なのだ。空は青く、海も青い。これで風が無ければ最高のコンディションだがうまくいかないものである。

写真4 扁平な岩が重なる海岸

 国道 410 号を離れて海辺の道を歩く。安房白浜灯台がある。野島崎灯台とは違い、こちらの灯台はいかにも簡素だ。だから観光地化されておらず、人もほとんどいない。岩の上に小さな灯台がぽつんと立っている。

写真5 安房白浜灯台

 お花畑があった。手前が金魚草、つぎがポピー、その向こうがストックか? これらの花は観賞用ではなく、販売用である。有名な白間津のお花畑はこの道ではなく山側の国道 410 号線沿いにある。今回は立ち寄らないでそのまま海辺の道を進む。「白間津海岸」に出る。扁平な岩が重なっている。まさに千畳敷だ。向こうに「ちくら潮風王国」の建物が見えている。

写真6 お花畑
写真7 岩の重なる白間津海岸の向こうに「ちくら潮風王国」が見える

 更に進むと「千倉南大橋」に出る。橋を渡るとき冷たい北風が吹きつけてきた。遮るものがないから強風だ。橋の向こうは公園になっていた。しばらくすると、道の駅「ちくら潮風王国」に出る。右に見えている船はサバサンマ漁に使われていた 70 トンクラスの漁船のレプリカだ。今日は強風で寒いので外にいる人はほとんどいない。建物の中には新鮮な魚介類・干物・加工品を扱う鮮魚店が並んでいる。食事処もあるが、まだ 10:30 でちと早い。カフェでコーヒーをいただき、しばし暖をとる。

写真8 南千倉大橋
写真9 ちくら潮風王国

 このまま海岸線を歩いても良かったが、風が強いので、しばらく国道 410 号線を歩いてみようと思った。ところが、こちらは道幅が狭くて、車の往来も多く歩きにくい。しかし、また海岸通りに戻るのもたいへんなのでそのまま歩き続けた。途中、神社をいくつか見つけたのでお参りする。諏訪神社、神明神社だ。神明神社の前の細い道を下って再び海岸に抜けると、千倉港に出た。茶色と黄色の模様が現代風だ。

写真10 諏訪神社(千倉町平磯)
写真11 神明神社(千倉町平舘)
写真12 千倉漁港

 千倉港の先には砂浜が広がっていて海水浴場になっている。波がいったり来たり、やはり太平洋である。東京湾では波は目立たない。砂浜はずっと続いていて、瀬戸浜と名を変える。鴨川方面を臨むと遠くに小高い山が見える。その横に風車も見える。写真で確認すると風車の方が手前にある。鴨川風力発電所だ。山は清澄山あたりではないかと思う。

写真13 千倉海水浴場
写真14 瀬戸浜海岸から鴨川方向を望む(中央左の風車が鴨川風力発電所、中央の山が清澄山か)

 12時を回った。だいぶお腹がすいてきた。Google Mapでおそばやさんを発見した。そこでお昼にしよう。「仁や」に入る。お昼時、結構混んでいた。鴨せいろを注文。なかなか美味しかった。

写真15 「仁や」の鴨せいろ

 再び歩き始めると、「千倉駅」の案内版があった。12:30だ。白浜バスターミナルを出てから 4 時間である。結構、時間がかかっている。前回、途中でウォーキングを中断してよかったかと思った。案内板の横には丸山町の道の駅「ローズマリー公園」の案内板もある。だいぶ来たものだ。この分なら和田浦まで行けそうだ。もう中間点は過ぎている。

写真16 千倉駅の案内版

  海岸沿い道が整備されていたのでそちらに移る。砂浜だが、灰色である。前に丹後半島に行ったときは石英質の多い砂で色が白く海の青さに映えた。千葉の海岸はどうだろう? いろいろ比較してみるのも面白い。

写真17 瀬戸浜海岸

 

写真18 瀬戸浜海岸から鴨川方面を臨む

 国道に戻る。もう千歳駅が近い。トイレ休憩しよう。千倉駅から和田浦までは、この千歳、南三原と 2 つ駅があるが、それぞれの駅はそんなに離れていないし、海岸沿いにあるので、ウォーキングには好都合である。

写真19 千歳駅

 千歳を過ぎると道が二つに分かれる。山側が国道 410 号、海側が県道 297 号だ。海側の道を進む。海側にローズマリーが植えられている。ローズマリー公園が近いことを思わせる。防砂林があるので海は見えないが、途中、浜に抜ける道があったので出てみる。いい海岸だ。今日はサーファーは見えないが、ここも絶好のサーフポイントだ。

写真20 千歳海岸の波
写真21 千歳海岸

 ローズマリー公園に出た。できた頃に行ったことがあるが、当時は結構賑わっていた。今はその面影はない。昔はハーブを売りにしたテーマパークだったが、今は農産物直売所を核にかろうじて成り立っているという風だ。東関東大震災以降、客が減少しているところに台風・コロナ禍である。大型施設の維持は困難なのだ。

写真22 道の駅「ローズマリー公園」

 和田町に入る。いよいよゴールは近い。海岸線に自転車道が整備されているので、そちらを歩く。結構長い海岸の道である。歩くこと30分、自転車道とはいっても自転車に出くわすことはなかった。

写真23 自転車道の標識
写真24 きれいに整備された自転車道

 途中見えた風景が下の写真だ。左側の山が太海の辺り、中央に遠く崖が見えているが、次々回で行くことになる難所「おせんころがし」だろう。

写真25 自転車道から鴨川方面を臨む

 自転車道は和田白渚海岸で終わる。鯨の像があった。ここは「くじらのたれ」で有名な地域だ。昔はここで沿岸捕鯨が行われていたのだ。今は鯨ではなくサーファーが集まっている。

写真26 和田白渚海岸

 白渚海岸を過ぎると上りになっている。鴨川方面から来ると坂の上から白波が立つ海岸が見通せる絶好のビューポイントとなる。さあ、もうすぐ和田浦駅だ。JR の線路を越え山側に入る。少し歩くと駅への曲がり角に出る。無人だが、南国風のおしゃれな駅だ。15:00 にゴール。今回の歩行時間は 6 時間 11 分、25 kmだった。

写真27 和田浦駅にゴール
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