さて、前回は DEQ2496 の自動補正機能を使ってフラットな周波数特性になるように、グラフィックイコライザーを設定したのでした。自動補正では下図の赤丸の様に極端な補正がいくつか見られます。そこでこれらを手動で変更することにしました。変更は簡単で「GEQ」ボタンを押し、右側の上のホイールを動かして周波数を目的とするところにもっていき、大きなホイールでゲインの値を変えればいいのです。左の A ボタンで左右を切り替えできます。さて、どのくらいのゲインにすればいいか。これは悩ましいのですが、とりあえずゼロとすることにしました。


上が手動補正後です。これを使って GEQ がある場合とない場合(つまり GEQ をバイパスした場合)で、どの程度音が変わるか比較してみることにします。切り替えは「BYPASS」画面で、大きなホィールで GEQ を選択し、A ボタンで左右切り替えながら、ホィールを押して✕を消します。

比較に使ったのは、フリードリヒ・グルダ のピアノ、 ホルスト・シュタイン 指揮、 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のベートーヴェンのアノ協奏曲第 3 番です。
導入部のオーケストラの部分、GEQ なしでは私の耳では耳障りな音が結構目立ちましたが、GEQ を入れるとずっと聞きやすくなりました。耳障りなところが、イコライザーで確かに補正されていることが分かります。ですが、曲がずっと大人しくなってしまっていました。これは皆さん書かれていることですが、フラットな音は整っていて聞きやすいのですが、面白みに欠けるのです。

気持ちの良い音すぎて、眠たくなってきました。もう少し味付けが必要です。ここは DEQ2496 のパラメトリック・イコライザー(PEQ) 機能を使います。これについては、次回報告します。

